7月と8月の港湾部運河筋ではシーバスはほとんど釣れない状態になるので、この2ヶ月はお休みにして、たまに青物釣りや渓流へ出かけたりする程度です。
例年そういうことだったのだけど、これだけクロダイが多くなっているのだからまずはやってみるかと、有り合わせのタックルで落とし込み釣りに挑戦することに。
クロダイってそんなに増えたのか!?
以前は護岸際を橋の上から覗き込んで見ると、シーバスがポカーンとサスペンドしていたり、バースの下、支柱の間に数匹群れているのがよく見られたのだけど、それがもうクロダイに取って代わられているのが現状のよう。見えづらいかなぁ以下の画像。
とまぁ、こんなふうにかなり群れてたりもします(2022年10月中旬)。
クロダイの増殖はしばしば社会問題にもなるくらいなのだけど、このせっかくのクロダイ、多分江東区や中央区界隈に運河筋で釣れたものは臭くて食べられたもんぢゃないと思われ、実にもったいない感じもします。だったらやっぱりゲームフィッシュが増えたと捉えて、特にシーバスオフシーズンの7,8月(個人的に)のお楽しみにならないかと2023年の夏、遅ればせながらやってみることに٩( ᐛ )و
垂直護岸の際をハードルアーで狙ってはダメなのか?
実は以前、ポッパーや小型ペンシルを護岸際に沿ってポコポコやってみたんだけど、反応得られずでした。また、フリーリグでもやってみましたがこれも反応得られず諦めた経緯がありました。釣り方に問題有りだったかもですが、垂直護岸での釣りでは、落とし込みの方が釣りやすそうです。
生エサは使わず疑似餌でトライ
正直、生エサを調達するのが面倒くさい(≧∀≦)
それはそうなんだけど、普段ルアー釣りがメインだし、実際ルアーにもアタックしてくる奴らなのだから、ここはあくまでも疑似餌で狙うことにして、落とし込みに使われているものを調達。まずはシーバスのトッププロがプロモートしているチヌキューブ。
それと、横浜のアイランドクルーズさん開発のジョイントキャンディー
やっぱりワーム素材でカニ型のこれも気になって購入
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JACKALL(ジャッカル) ちびチヌ蟹1” アカハラデビル
それと専用のフックが必要ということで、がまかつ管付きチヌ5号を購入
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がまかつ(Gamakatsu) バラ 管付チヌ
ハリスですが、1.5〜2号探したら自宅にあったのでそれを使用。リーダーだと8ポンドくらいのでいいのかも。
ロッドは手持ちの中で穂先が柔らかなものだとメバルロッドがあったのでそれを流用。チヌキューブのウェブサイトでは、護岸でシーバスを釣るときのロッドとリールの流用でOKとあるので、それでいいのではないかと。
リールは確か中学生のころ買った富士工業のタイコリール(๑>◡<๑)
ちなみに疑似餌はこんな感じでフックもセットしてガン玉もBか2Bを噛ませています。
フックと疑似餌のセッティング例としてはこんな感じ
一覧にするとこんな感じ
●ロッド:ダイワ MEBARING X7.4UL-T
●リール:Fuji Reel
●ライン:SHIMANO PIT BULL 4X 1号
●ハリス:フロロ1.5〜2号 1〜2ヒロ
●ガン玉:B〜2B
●フック:がまかつ管付チヌ(黒)5号
疑似餌とハリ以外、手持ちのもの流用でスタート。
実戦開始してみたけど…分からなかったこと
7月の中旬ごろから早朝にやってみたり夕まずめにやったりしてみましたが、最初の2回は全くの空振りで終わりました。御多分に洩れずブログやら動画を見て予習したつもりですが、どうも落とし込み方がこれでいいのかどうか、確信が持てずでした。
ガン玉Bでも落ちていく速度はまぁまぁ速く、落とすときはラインを張らずに緩めてというけど、すぐに落ちて行ってしまってラインはピンと直線状態になってしまいます。落とし込み釣りの1投ってこんなにすぐに終わってしまうものなのか!? 他の人がやっているのを見るとじっくりいつまでもアタリがくるのを待ってるように見えるのだけど、なんか違うなぁと。
そんな違和感を最初に感じたのでそれを払拭すべく、フォールで食わすということにして、竿1本+1mくらいラインを出した状態で落とし込んで底まで到達して異変がなければロッドを上げて3mほど前に進んでまた落とし込んでいくを繰り返すやり方に。
ファーストヒットのクロダイはハリス切れ
ファーストヒットは護岸際に落とし込んで疑似餌が出していたライン分沈み切って、緩んでいたラインがピンと張ったところで突然ガツンと引ったくられました。だけどタイコリールの扱いが不慣れで、強く引かれた時のラインの出し方がスムーズに行かず、ハリス切れで終わりました。
スピニングリールのドラグで自分はどんだけこれまで助けられて来たんだと、改めて思い知りました(≧∀≦)
それでも自分が思う落とし込み方で食って来たので、上記の迷いも幾分解消し、ハリをセットし直してリスタート。
初ゲットは35cmほどのクロダイ
リスタートして角を曲がって数mほど進んで落とし込んでいると、疑似餌が底に着いたかなというところでラインに不審な動きがあって聞きアワセてみると、一気にロッドが絞り込まれた。
今度はリールの扱い、スプールに親指を当てて魚が突っ込んだらラインをスムーズに出してやるを意識してやり取り。何度かのツッコミを交わしてなんとかネットイン。
この時の疑似餌はジョイントキャンディーの黄色とグリーンの組み合わせ。
クロダイのアタリはカツンと手元に伝わるほどひったくって行く場合もあったり、居食いしてるのかと思うような捕食時のわずかな動きがラインに現れたりするようです。
よくラインの動きでアタリを見ると言われてるけど、実際に自分にそれがわかるのかが心配だったのだけど、何となくあれ?って思うみたいですね。知らんけどw
その後も何度か通いつつ数匹ゲット
なにしろこの夏は日中暑過ぎるわけで、夕まずめでないとやってられない(๑>◡<๑)
チヌキューブとジョイントキャンディーを交互に使いながら、掛けても護岸にハリスが触れて切れてしまったり、リールから上手くラインが出せなかったりでこれまたハリス切れさせてしまったりなどありましたが、数匹追加出来ました。
と、8月2日までの2週間ほどの釣果です。しかしハリス切れが防げてたらもうちょっと数が…きっとスピニングリール使えば劇的に漁獲高上がりそうだけど、まぁ8月いっぱいまでのこの釣り、タイコリールでなんとか不自由を楽しんでみたいと思います。
※ご指摘がありました
地べたに釣ったクロダイを置いているが、これではクロダイが大火傷を負ってしまいます。どうお考えですか? とのご意見いただきました。
はい。
上記のテキストと画像では、全くそのことに配慮している気配も感じられず、そう思われる方々、結構いらっしゃったんだろうなと改めて思いました。
上記でのいずれの釣行も、ほとんどが夕方17:30以降の釣りで、自分が直射日光に当たるのが嫌で早くから日陰になっているポイントでの釣りです。実際、現場についてどのくらいの暑さか、地べたに手を当ててこのくらいなら大丈夫だと判断したうえで地べたに置いて写真撮ってます。
で、見出し『ファーストヒットのクロダイはハリス切れ』のクロダイは18:40ごろの釣果で、地べたはほとんど暑いと感じる温度ではありませんでした。また『その後も何度か通いつつ数匹ゲット』からの画像のクロダイについては、この日、夕方にゲリラ豪雨があって地面も十分に冷やされた状態で吹く風もひんやりしていてなんら問題ない状況でした。
これでも何十年と釣りをして来ているので、熱したフライパンのような地べたにサカナを置けばダメージは死ぬほどデカいと認識は持っています。
なので今後、日中と思われる釣果画像がありましたら、地べたの暑さに関しては確認済みの上、あるいは持って帰って食べる分とお考えください。
最も、シーバスとクロダイ(キビレ)は持って帰って食べるつもりはありませんw
ご心配をおかけしてすみませんでした。