2025年冬のバチパターンは?

2025年の1月から2月の大潮最終日と後中潮が土日に重なることが多かったことで、平日なかなか出撃出来ないアングラーにとって東京湾奥の河川バチ抜けベストのタイミングに期待が多かったと思います。

個人的にも前年2024年の2月は中川で後中潮2,3日目にそれなりに狙って釣れたこともあり期待度が高かったです。しかしながら2025年2月の土日は都合の悪い日が多くいいタイミングで出撃ならずの日が多く、ポイントに立てたとしても空振りに終わることが多かったです(๑>◡<๑)

SNSなどから聞こえてくる情報も芳しくないことが多かったようです。毎年のことですが、バチが抜けてもシーバスの気配がないというのもよくあるパターンで、期待が高まった中でキャストを繰り返すも結局カスリもせずという経験は今年のみならず、悲しいかな何度もして来ています。嗚呼無念w

内房某河口出撃

そんな恵まれない2月が終わって3月2日後中潮1日目満潮18:40、内房某河口出撃のチャンス到来。シーバスフライフィッシャー松木どんより号令アリで尻尾フリフリお供させていただいた。

松木どんは車中「釣れる気しかしねぇ」を連発しつつ、アクアラインの吹き流しを見てさらに「釣れる気しかしねぇ」とダメ押し٩( ᐛ )و

潮位良し、風向き良し、気温良し。「釣れる気しかしねぇ」その言葉に激しく同意しつつ現場に着いて準備終了。19:20にジャブジャブとクリークを進み、ライトで照らしてバチ抜けしてるかどうか確認。この時点で残念ながらバチは見られず、とりあえず本流のポイントへ向かう。

ポイントへと向かう途中のクリーク

見たところ本流でもバチもライズもなく、自分はいつものように松木どんの上流側に立ってキャスト開始。まずはオネスティ95をクリークからの流れ込みに乗せるようにドリフト。

10分くらいしてライズが出始めたとフライの松木どん。しかし乗らないと。その後、自分の前でもチュポっと小さいライズが見られるようになったので、2024年に完成を見た3Dプリンター成型バチ抜け引き波特化型ルアー『Aミノー』をキャスト。

2投目20mほど前で水面軽く割れてヒット。見た目40cmほどのシーバス。

その後、バチは流れて来ないけどライズはあるので基本水面で引き波が出るルアーをローテーションさせて結果5ヒット4ゲット1バラシ。そのうち喉奥にバチが残っていた個体は1のみ。

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シーバスは何に対してライズを繰り返しているのか?

バチはルアーチェンジのときに水面照らして小さいのが2匹確認出来たのみで、あのライズは何に対してだったのか…とりあえず水面意識するようになってて、らしきものを吸い込んでいるだろうか。

松木どんは長年の経験からバチが出てなくてもこの時期、シーバスはバチの残像を見て水面を意識している…ということを曰うのだけど自分もそんな感じがする。流れて来るものに反応してとりあえず食ってみてゴミなら吐き出しているのではないかと。渓流のトラウトみたいな!?

ライズが収まると、ルアーも少しレンジ入るものを投げてみるも反応なく、引き波立てるルアーでやってると食ってきた。ヒットルアーはAミノー、アルデンテ70s、95s。フライも同様で引き波立たせて引いてくると食って来たとのこと。

松木どんのフライ
松木どんのフライはいつもこんな感じでその日の釣りでこれだけで通してる(o_o)

 

河川のバチ(ヤマトカワゴカイ)は引き波立てずにウネウネしながら流されてるだけで港湾部の引き波バチ(オウギゴカイ)のように引き波出さないのになんでだろう!?

やはりルアーのボディは細身の方がいい!?

バチ抜けの釣りをまぁまぁやって来て思い返すと、今みたいにバチ抜け専用ルアーが出てなかったころ、形状はやはり細身がいいのだろうと思って、リップ付きのフローティングミノーの中から選んでやっていたけど、リップ付きだからちょっと巻くのが早いと潜ってしまって引き波は消えちゃうわけです。

まさか水面をただ真っ直ぐに引き波出して巻いてくるのが『いい動き』とは思いも寄らなかったw それぢゃリップが折れてしまって使い物にならなくなったルアーぢゃないかっ(≧∀≦) でも、それでよかったわけで、それだったら10cmくらいの細長いヒノキ材のものに木ネジ式のアイをねじ込んでフックつけてただ巻いてくれば釣れるんじゃ? と思ってやってみたらドカンと水面割って出たのでした。

自作ルアー

それにもっと早く気がついて個人でバチ抜け用ルアーを手作りして爆釣していた人がいて、やがてその人とも知り合えて一緒に釣りもすることにもなりました。

ノガレ120が出た時、他にあの細さのものはなく、これはやっぱり釣れました。まぁあの形状だと大きめのフックが付けられない、その分数を増やして絡め取る!? ために4本もあればランディングネットに絡んで外すのに時間が掛かる、細さ優先のため軽量で飛距離は期待できない…などあるけど、形状としてはより細長いものの方が反応がいいという印象です。以下の画像のものはフックひとつ外してます。

ノガレ120F

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ここまで引き波を出せば釣れるみたいな話になっちゃったけど、それぢゃ釣れない場合もやはりあります。風が強くて水面波立ってるときや、ベタ凪でも引き波に反応しない場合に水面下数センチ下を引いて来た方が釣れるという場合もある。

バチ抜けに効くルアーのカラーは?

普通のミノーイングでよく使うキラキラのシルバー系、ホログラム系のものは個人的には完全に使わなくなりました。バチ抜けの場合、ルアーの背や側面の色のことより腹側の色のヴァリエーションを考えます。

ルアー腹側のカラーは、白、ピンク、グリーン、黄色、黒系を用意して挑んでます。

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使い分けの基準は決めてかからないw

3投して反応ないと別の色のルアーにチェンジ。自分はそのサイクルが早い。2時間ほどのバチ抜けタイムで白ぢゃないと釣れなかった日があったり、黒系にすると食って来たなど、その日その場所によります。

またカラーチェンジで反応ない場合はレンジを入れます(少し潜らせる)。自分のロッドやリールの操作でレンジ入れようとせず、ルアー自体が水面下0〜20cmくらいのところを引いて来れるものを選びます。リップレスのエリア10とかシンキング仕様のフィールとか…

バチ抜けは河川は3月中旬くらいまで、港湾部は4月中旬から

これまでの経験上、東京湾だとそんな感じなのだけど、いろんな環境の変化もあってそうとも限らなくなって来ている。港湾部のバチ抜けも以前はどこでもバチが抜けてれば大抵釣れるモンだったのが、あそこでないと釣れない、かつてよく釣れていたポイントで釣れなくなったなどが起きている。

隅田川はかつては2月中旬に入ると大潮、後中潮のタイミングでルアーにバチが絡んで釣りにならないほどバチ抜けしていたのだけど、今はむしろ港湾部運河筋と同じような傾向になっている。

内房某河川はバチの他にボケジャコ、アナジャコ、ワレカラといったベイトもあって、かつては釣ったシーバスがアナジャコを吐き出したなんていう話もあったのだけど、もう今後そういうことはないのだろうか。

バチ抜け用の釣具は充実したのにバチ抜けの釣りが難しくなっている昨今。工夫して楽しんで参りましょう٩( ᐛ )و

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