2022年9月17日、台風が九州南部に上陸しようとしていて、関東に影響がまだないこの日に養沢毛鉤専用釣り場へ。
先日、釣り仲間の渋やんにドライフライの巻き方を教わった。ありがとう〜!
これまでの我流の巻き方、そもそもマテリアルが適切でなかったなど、あらゆる勉強不足、無知を痛感しつつ、水面に浮く毛鉤が出来たので、これを試したく電車とバスでのんびりと10:00に本須バス停到着。
デッキで準備を済ませて10:30に出撃。この日は今まで行ったことのない釣り場最上流まで行ってやってみること。端から端まで一通り打ってみるつもり。
手前はすでに先行者ありなのでちょっと歩いて坂東橋上から入る。第1投目、10番のフックに巻いた毛鉤は水面浮いて流されていく。その毛鉤にバシャっと飛び出て食いついてくれれば最高だ。ちなみに今回巻いた毛鉤のフックは全て10番。ベテランはもっと小さいサイズのものを用意するのかもしれないが、個人的な好みとしてはより大きいもので食わせたい。
流し続けているとやはりだんだん毛鉤は沈んで行くようになる。ティッシュで水分取って毛並み揃えてまた投入するも、やはり沈むようになる。毛鉤を目視できないまま流れに乗せていると、ラインが走ったので合わせるとニジマスが。写真を撮ろうとしたら逃げられた。
少しつづ上流へと移動しながらまたしばらく反応なく、大きな岩の前の落ち込みのところで毛鉤を打ち込んでいく。毛鉤はもう変えないと浮かなさそうだけど、水深がややあるところだったので、そのまま沈めて流しているとラインがスッと走り、合わせるとまぁまぁのサイズ。
20cmちょいのヤマメが釣れてくれた。
それからどんどん上流に移動し、先行者を避けながら空いてる場所へ入って打っていくと、ポツポツとニジマスが釣れてくれる。だけど、水面に浮いてる毛鉤にはなかなか食いついてもらえない(≧∀≦) 毛鉤が水面に落ちた瞬間、出るけど食い損ねるやら、流していると近づいてくるけど食い込まない…などなど。
水面に浮いてる毛鉤に活発に食いついてくるという条件もそうそうないのかもしれない。普段ルアーでやってる身としては、ドライフライだけで勝負するというのは、かなり厳しい条件の中でやることのように感じてました。
で、やっぱり釣れるのは、フライが水中に漂っている時ばかり(≧∀≦)
途中、おにぎりを頬張りながら水分補給してさらに上流側へ移動していくと、これまで入ったことのなかったポイントに。
ポンプ小屋あたりからまた入ってやってみると、小さなヤマメやニジマスがポツポツと。毎度思うけど、この写真だけ見せて岩手行ってたって言ったら、まぁみんな信じてしまうだろうなぁ。これも東京都下のいち風景。
と、こんな感じで、なかなか水面で食わせることができませんでしたが、7匹くらいは釣れました。
そして釣り区間最上流までやって来た。時間は16:15を回ったところ。18:00前には受付に戻るつもりでボチボチ打ちながら戻る。
さっき釣った場所を上から覗き込みながら流し方の復習。
夕まずめでライズが起きないか期待したけど、そんなことは残念ながら起きず、サカナからの反応なくロッジまで戻ることに。
自分で巻いた毛鉤で釣れるかどうかは、これまで我流で巻いたものも含めて、釣れないことはないというのはわかったけど、やっぱり水面に誘い出して食わせたかったなぁ(๑>◡<๑)
管理釣り場なので、自分がスタートした時にはほとんどのポイントで先に入った人がいたはずで、そういう意味では常にプレッシャーは掛かっている場所。一般的な自然渓流の禁漁まであとわずかで、最後どこかに行けるチャンスはあるのか!?
まぁ毛鉤の釣りを楽しむなら自然渓流だけでなく、こうした欧米流に管理された“自然の”渓流で釣りを楽しむことは、ベテランを中心に今後より盛んになっていくような気がする。
解禁日や放流日のみに人が集中するような慌ただしさとは無関係な、自分のペースで自分のこだわりで時間を過ごすことの方がより大事になってくるはず。