「垂直護岸から緩傾斜護岸へということを考えているのなら、この集まりに出てみたら?」と、以前アドバイザーの木村尚さんからお話をいただき、(株)つり人社の鈴木会長、山根代表をご紹介いただき、9月5日の『東京湾再生官民連携フォーラム|東京湾浅瀬再生実験PT(project teams)』の会議に参加させていただきました。

東京湾再生官民連携フォーラムというのがありまして、その中で、あるテーマを掲げて取り組むというのがPT(project teams)という存在です。サイトはこちら。

今回参加させていただいたのはタイトルの通り、『東京湾浅瀬再生実験PT』の会議でした。

東京湾浅瀬再生実験PT
※写真NGでしたら削除します。

上記の東京湾浅瀬再生実験PTのサイトページのリード文に

生きものにとって浅瀬が最高の遊び場、生活の場所、浅瀬は大切
つくろう浅瀬、最初は実証実験をめざします(老朽化し役割転換が必要な直立護岸を浅瀬に再生する取組を実験的に行い、そのモデル事例)をつくろう

とありまして、おっ! と思ったのが、カッコに入れられている(老朽化し役割転換が必要な直立護岸を浅瀬に再生する取組を実験的に行い、そのモデル事例をつくろう)の部分。

これまでちゃんとお伝え出来てたかどうかですが、僕および主宰する『江東区の海で遊ぶ会』は、都会の海を自然に戻そう! 的な自然環境保護団体ではないのですが、自分が長年、東京湾臨海部で釣りをして来て、あまりにも直接海に接することを拒絶する形状になってしまっていることには、疑問を持ち続けています。

現状、垂直護岸のところを壊してなだらかにするというのは、なかなか難しいと思います。そうなっているには理由があるし、よく言われる安全性はどうなんだ? ということと表裏一体のことだと思います。

それでも、かつての高度経済成長のためにやむを得ず犠牲にされて来たことに対して、元に戻せるところから戻して行こうという考えと行動には大賛成です。

この会議の中で『JFE千葉西護岸浅場造成試験』という事業のついての発表がありました。JFAスチールさんによる事業ですが、東日本製鉄所西工場が面する護岸を、可能な手段を利用して浅場に近づけようという試みです。

JFE千葉西護岸浅場造成試験

そして新日鐵住金さんによる『西護岸浅場造成事業』についても知ることが出来ました。

西護岸前面浅場化事業目的

西護岸前面浅場化事業計画

東京湾で事業を展開する大企業がこうした活動をされていることを知りませんでした。すいません。

タイトルにもある通り、『官民連携』ということで、この会議には民間側だけでなく、国土交通省 港湾局や、港湾空港部の方々も参加されていて、それぞれの分野での取り組みのお話などが聞けました。

垂直護岸から緩傾斜護岸へ変えて行くにはどうしたらいいのかを考えておられる方々が、官民それぞれにこんなにおられたんだなぁと妙に嬉しく思いましたが、自分はまだ何もしていません(笑)

なんでもなさそうなところが立入禁止など、規制が厳しいのは行政側のせいだと思いがちですが、なぜそこが規制されているのか? の元をたどれば、実はその地域の一部の人たちからの要請があったから、ということだったりもします。その一部の人たちの話によれば、夜騒ぐからだとか、釣りする人がゴミを捨てて行くからだといったことが理由だったりもします。

江東区が面する海岸にも10年以上も前から立入禁止にしてただ放置されつづけている場所があり、そこなんかちょっと整備すればとても魅力的な海辺になるのになと思うところがあります。ぶっちゃけここ、辰巳水門周辺ですがw

辰巳水門ヨコ

ということで、まずは地元江東区の海で楽しく遊びながら、遊び場になりそうなところのことも考えていきたいと思っています。

徐々にですが、江東区の海で遊ぶ会のコンテンツも増やして行きますので。

それではよろしくです。

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