2014年3月5日に『釣り人口の推移は下降傾向だけど…』というのを書いて、今でもそこそこのアクセスがあるようです。でもちょっと古くなったので出来るだけ新しい数字をと思って調べてみることに。

で、2018年9月14日に新しく『釣り人口、釣り市場の2017年までの推移』を書きました▶︎

スポーツフィッシングのひとこま
↑とある釣りの風景…

釣り人口について調べようとまずはググって見るのだけど、相変わらず自分が書いた上記のブログとその他個人が書いた記事がヒットするばかりで、釣り団体等が公式な数字としてネット上にアップしてくれてはいないようです。

以前このブログで

で、釣り人口でググってみると『釣り人口は970万人、余暇市場は2年連続70兆円割れ(レジャー白書より)』ってのがあったのですが、2010年の釣り人口は940万人とのことです。年々どんどん減ってますなぁ。

などと書いておりました、その後どうなっただろうかと気楽にググってみたところで、そうは易々とわからない。

こういうことこそ、日本釣振興会様にお尋ねしたらわかるのでは!?と思って電話してみました(笑)が、そういうデータは取っていないとのお答えで、レジャー白書を見ればわかるのではとのこと…。う〜ん無いなら仕方ない。世に釣りの団体あれこれあるけど、どっか公式な発表ってしてないんですかね…。

それなら『レジャー白書』を紐解いてみるしかないだろうと、近くの図書館へ。
2015年版があったのでこれをパラパラ見ておりましたら、いくつか表になっているページがあったのでコピーさせていただきました。(モノクロ1枚10円)

釣りはスポーツ部門に入っていて、『参加人口の性・年代別構成比率』とか『余暇活動の参加率・回数・費用の推移』といった数字の並んだ図表がいくつかありました。



で、手っ取り早く知りたいのは以下の棒グラフのことかと思います。イラレで作りました。
2005年から2014年釣り人口の推移

2014年の釣り(参加)人口は670万人ということです。2006年には増加に転じたようですが何が影響したんでしょうか!?2013年は770万人で1年で100万人も減ったことになってました。

釣り人口は減って行く一方ですが、その原因として新たな釣りファンが増えていない、登山ブームに取られている、スマホやそれに付随するゲームなどに可処分時間が奪われているなどいろんな説があるようです。

お金が結構掛かる。というのも理由のひとつということですが、釣りの年間平均費用(千円)というのがありました。
2008年…43.5
2009年…32.4
2010年…42.1
2011年…46.4
2012年…50.4
2013年…35.7
2014年…51.4

まぁ、これはどうなんだろうか、船をチャーターしてマグロを狙う人もいれば近所の川でウグイ釣るのも釣りなので、当然釣りものによって掛かる費用は違ってきます。こうして見ると、釣りのデータを取るというのは非常に難しいことだと思われます。

以下は主なアウトドア参加人口の推移。釣り以外のアウトドア趣味と言うと登山(ハイキング)、キャンプといったあたりで日本唯一の上場釣り具(アウトドア)メーカー、ティムコさんのIR資料より拝借

アウトドア関連市場動向

2009年の登山人口曝増ですが何があったのでしょうか…。その後減少してきて2013年の参加人口は釣りの人口と同じだったんですねぇ。にしても釣りとオートキャンプ以外は2009年あたりで増加しているのも興味深い…。

釣り道具の釣りもの別出荷状況はこんな感じ。
釣り種別国内出荷市場の推移

船釣りってホント安定してるなぁ(笑)でもこの釣りのタックルって地味にえらいハイテク化してたりして、ルアーやフライの釣りの方がよっぽどアナログが感じがするのですが、いかがでしょうか…

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