シーバス釣りには厄介な存在、江東区臨海部の運河に起きる赤潮について

      2019/09/05

毎年GWごろになると江東区臨海部の運河各所でいわゆる『赤潮』が見られるようになります。これは枝川橋上から撮影した画像ですがこんな感じです。まっ茶色で大雨降った後の大きな河川の色みたいですね。

枝川の赤潮

この時期不思議なのが、1区画挟むだけで全く潮色の違うところがあります。

大横川水の色普通

上の画像は汐浜運河より北側に位置する大横川という運河ですが、こうしたはっきりした違いが同じ日なのですが、大して距離が離れてないのに起きるのはどうしてかなぁと思ったわけです。地図で見るとこんな位置関係です。

汐浜運河と汐見運河赤潮の違い

汐浜運河含め北側の運河ではやや緑っぽい潮色で、全く赤くない状態です。一方汐見運河から南側の各運河は上の茶色い潮色です。

これはなぜこうなのか!?

自分の素人考えとして???なのは、汐浜運河より北側の運河の方がより幅も狭く、外洋から離れて行くので水の循環も悪く、水温も上がりやすくなりプランクトンの活動も活発化して余計に潮色は赤茶色になるんではないか!? という見方があります。なのにそうはなっていないので、どうしても腑に落ちません。

これをfacebookグループの『シーバス質問箱』に投稿したところ、いくつかご見解をいただきました。
●水門の存在が影響しているのではないか?
●溶存酸素量の問題ではないか?

水門の存在による影響は?

江東区臨海部にだいたいこのくらい水門があるようです。赤丸部分です。(もしかしたらいくつかチェックし忘れてるかも)

江東区臨海部水門位置+水再生センター

仮にこれ全部閉め切ったら、見事に八方塞がり状態ですね。赤丸の数かぞえたら8つあった(笑)こんなに囲まれていたら確かに、水門の開閉次第で潮の流れに影響出るはずと思いますね。

上げの潮の浸透具合と下りてくる川の流れとで川の流れによる圧が強くて真水に近いとか、隅田川で1時間ほど遅れてから潮が上げ始めたりするので、そういったディレイが引き起こす潮位の変化で上げが遅れる場所があったりとかですかねー

運河は東京湾の海水の影響をモロに受けるかつ、水門の開閉の問題で逃げにくいっていう関係もあるのではと思います。

というご意見、これも当然考えられるところだと思いました。

溶存酸素量の問題ではないか?

そもそも赤潮が発生する仕組みは...

水中に生存している微細な生物(特に植物プランクトン)が異常に増殖し、水の色が著しく変わる現象です。水の色は原因となるプランクトンによって異なり、赤褐色、茶褐色などの色を呈します。赤潮の原因としては窒素、りんの増加に伴う水域の富栄養化、陸水や降雨による塩分低下等の物理的刺激などの説があります。

ざっとの説明を東京都環境局のサイトから引用。とりあえずこのこと押さえておいてですが、

下げはかなり効く河川なのと、隅田川が荒川水系でフレッシュな水が流れてくるから赤潮が入らない、あるいはすぐ抜ける。

砂町水門からは荒川からの水が、大島川水門、豊洲水門からは隅田川からの水が入ってきて循環しているはずですからね。

汐浜運河より北に位置する各運河は大島川水門から入って来る隅田川の水に影響を受けるように見受けられます。その水がはるか上流から来る水温も塩分濃度も低めの水だから、赤く染まるような赤潮状態にならないのか!?

いろんな推測ができるのですが、よりこうだという見解が欲しくて、東京都環境局 自然環境部 水環境課に電話して聞いてしまいました。

Q:汐見運河とそれより南側の運河は赤い赤潮で、その北側の汐浜運河はなぜ赤くないのか。
以下、お忙しい中、わざわざお答えいただきました。

想像になってしまうが、砂町水再生センターから砂町運河、夢の島に向けて放流される水が富栄養化したものなので、それがその周辺の運河に行き渡り汐見運河より南側の運河の潮を茶色い赤潮の状態にしているのではないか。それより北側の汐浜運河までは距離とか運河幅などの影響で到達しないので同じように茶色の赤潮にはならないのではないか。

それと北側の汐浜運河は緑色とのことだが、それも実は赤潮の一種です。運河の形状や位置によってそこまで砂町水再生センターからの温排水が行き渡らず、同じような赤潮にならないのではないか。

赤と緑の差は、プランクトンの種類の違いによるものです。

とのことでした。

文字通り赤潮だから赤い状態が赤潮と思ってしまうのですが、緑がかった状態もそれはそういう色のプランクトン(ミドリムシとか)の発生による赤潮だということもあるわけですね。

まずは汐浜運河と汐見運河での赤潮の状態の違いはこういうことが原因ではないかというのが見えてきて、少しは落ち着きました。

それはそれとして、ほんとはもっと『赤潮』の性質について深く知るべきですね。

赤潮は全てが悪いことなのかといえば、そうではないということなので、次はそのあたり突っ込んでみたいと思います。
深そうだなぁw

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