年明けてからの寒い時期に、干潟に刺す中規模河川河口域で、バチを始めワレカラ*、ボケジャコ、アナジャコが流下してくるのを喰いにくるシーバスを狙うという釣りがあり、干潟フライフィッシャーであるM木どんからそのことは以前から聞いていたものの、実際には出向くことはありませんでした。

そして年明け早々、雪で店内ガラガラほぼ貸切りの居酒屋で飲みながら、流下系ベイトパターンの釣りの話を聞いて、これまでに経験したことのない釣り方、考え方で、興味津々で一緒に行かせてもらうことに。

バチはそれなりに知れ渡ってるベイトなのだけど、以下の流下系生物を確認。ググってみるといろんな画像が出てくる。

ワレカラ

ワレカラ

ワレカラってほんと造形的にも興味深い生物ですね。
*ワレカラは海側に生息しているので、川の上流から流されてくるわけではない…

ワレカラ(割殻、破殻、吾柄、和礼加良)は海洋に生息する小型の甲殻類である。海藻の表面に多数見いだされるほか、深海底にも生息している。ヨコエビと近縁で端脚目に分類されるが、腹節および尾節が著しい退化傾向にあり、身体の大部分が頭部および胸部により構成される。多くの種において、身体を屈伸させるほかに単独で水中を移動する術はなく、専ら生息基質である大型藻類等の表面に定位し、デトリタスや藻類を食べる。

で、未熟なわたしゃ、ボケジャコとアナジャコの区別がしっかり出来ておらず、M木どんにそこはしっかり全く別物であることをまず認識せよっ! キリッ!っと申し伝えられておりました。

ボケジャコ

ボケジャコ

アナジャコ

アナジャコ

アナジャコの方がでかい。干潟や河口で潮が引いたときに、筆を使ってアナジャコ取りなんかも楽しめるらしい。

アナジャコ

1月20中潮 満潮17:46(君津)

6,7年ほど前、10月に来たことがある干潟だけど、今回と秋とではベイトは全く違うわけで釣り方も違ってくる。今回は流下系ベイト(バチ、ワレカラ、ボケジャコ、アナジャコ)メインなので、これらが抜けるか流れて来るかどうかが釣果に影響するわけです。

ということで現場に到着18:30。寒いのは当たり前。しかしただでさえ寒いのにこの日は風が吹いていて、準備している間に手がかじかんでしまった。

じゃぶじゃぶと入っていき本流へ流れ込むクリークで観察。小さなバチ発見! 見てると時々バチが流れてくる。そして小さなボケジャコも。

期待して本流へと向かい、それぢゃこのへんでとポイントに到着し、潮の流れや底の状態などをレクチャーしていただきキャスト開始。

まだ下げの流れが効いておらず、ルアーチェンジのたびに足元照らして見るけどバチなどが流れてくる様子はない。

流れが効いてきた19:30ごろ、アップクロスでエリア10を投げてライン張った状態で流していたらモゾッとしたアタリで即アワセ。ロッドがしなって引く感触があったのだけどバレてしまった。残念。

それからしばらく自分にはアタリはなかったのだけど、フライで攻めるM木どんにヒット! 見た目55cmのシーバスをゲット。

M木どんシーバスゲット

わたしゃその後アタリなく、潮も落ちたところで21:00にこの日は終了。

初心者の手探り状態の感覚で楽しめました。まだまだ全然わかってないです(≧∀≦)

次、翌日にまた来るので、もう少しマシなルアーの流し方できればと。

1月21中潮 満潮18:21(君津)

むしろ今日だなぁ〜ということで、昨夜と同じ場所へM木どんと。

道中、ワクワクしながらあれこれ楽しく話をして現場に着き、ひと通り着込んで「あれ?」

ない!ルアーボックスがない!「ない!」
アホがやらかしました(≧∀≦)

M木どんはもちろんフライなので、ルアー2,3本貸してというわけにはいかず、それでも代わりになるもの何かないかと見せてくれたのが、ポッパーに似たクリースというもの。これをスナップで装着。

クリース

今、自分が釣りをするにはこれしかなく、これでなんとかせねばならない…まぁ逆にこれで釣って見せたらオモロイではないかw

現場到着して、借りたクリース、ほんとに付いてるのかどうかわからないくらい軽くて、とりあえず投げてみる。

今日も追い風が強いおかげでなんとか飛んでったようで、デッドスローで巻いてくる。ラインの抵抗くらいしか感じない中でガツっとスナップがトップガイドに。沖めで根掛かってリーダー切れて回収してくる時のようなあの軽さ。

2投目。風に乗せて投げてさっきよりはもうちょい遠くへ運べたようで、水面をデッドスローでクリースがこっちに向かって来てる…をイメージしながら巻いてるとガツン!?

えぇっー! なんとシーバスヒット。

かんぬき部分にシングルフックがガッチリ掛かっていてフィッシュグリップでキャッチ。

やりとり

シーバスキャッチ

クリースで釣れたシーバス

フライの場合はダウンに投げて巻いてくるのがひとつのやり方ということで、自分のルアータックルだと軽いからあまり飛ばないので、風に乗せて投げられるだけ投げてあとは流れに乗せてある程度沖まで行ったところで巻いてくる…これをやっていたらシーバスが食ってきました。今度これをルアーでやってみよう。アップクロスに投げて、ドリフトさせてターンで喰わす…ばっかりでなく。

その後、30cmくらいのシーバスを同じクリースでキャッチし自分はそれでこの日終了。

一方、フライフィッシャーのM木どんは、しっかりと50cm級のシーバスをゲット。

シーバスランディング

フライでシーバス

どこにフッキングしてるかを見て、シーバスがどんな食い方してるか、ベイトに近づいてそっと吸い込むような食い方みたいだなと。

時間も21:30近くなり、この日も思ったほど流下系生物は流れて来ず、やりたかった釣り方が出来なかったのは残念だけど、自分はルアーを忘れるというドアホなことやらかしてしまい、元々やりたいことできなかったわけですがw

それでもダウンクロス、ダウンに投げて流し込んで巻いて来るという攻め方でシーバスが釣れたので、次回それをルアーでやってみたいと思います。

干潟河口

2月の釣行に続く。

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