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『釣り人口、釣り市場2019年までの推移|2020年調べ』をアップしています。最新データはこちらをご覧ください。

釣り人口が気になって調べて初めてブログアップしたのが2014年の『釣り人口の推移は下降傾向だけど…』で、その2年後に『釣り人口の推移2005年から2014年まで。減少傾向は続く。』を書いた。

読んでくれた方から「こんなに減ったの!?」とか「驚いた!」とかの声が届き、自分の趣味の分野が縮小傾向にあることは、自分も含めて多少なりとも寂しく感じたり、残念な気持ちになったりしました。

で、前回アップしてから2年以上が経過したので、出来るだけ最新のデータを探してみました。どうなっているのだろう...

今回は、レジャー白書だけでなく、総務省のデータも探してみました。しかし、両者比べるとずいぶんと数違うもんだなぁと思いましたw

総務省統計局のサイトから見てみる

まずは総務省統計局のサイトにアクセスして『平成28年社会生活基本調査の結果』の画面に。どうも平成28年(2016年)が最新らしい...(いやいやここに最新のがあるっ!とお気付きの方いましたら教えてください...)
総務省統計局サイト

ここから『男女,ふだんの健康状態,頻度,年齢,スポーツの種類別行動者数(10歳以上)-全国』へ移動しするとEXCELファイルが提供されていますので、それを見てみることに。

2018釣り人口総務省
※出典「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

エクセル画面としてはこんな感じで『平成28年社会生活基本調査 生活行動-全国(調査票A) スポーツ』というファイルになります。

これを見ていくと、各スポーツの行動者数というのが年齢別に掲載されています。ここでは総数を見てみると、平成28年(2016年)の釣り行動者数(総人口)は9,814,000人となっていました。※出典「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)



レジャー白書から釣り人口の推移を見てみる

参考にしたのは『2018年レジャー白書』前回も前々回も基本この歴代レジャー白書を参照させていただいてます。

これをめくってみると、「参加人口の推移」というページがあります。そこの24番目に釣りの項目があり、2017年までのデータがあります。この数字を元にグラフにしてみました。2018年はカラーですw

釣り人口2005〜2017年までの推移

2017年の釣り参加人口は6,400,000人ということです。前年と比べてそんなに減ってはいないけど、なかなか増えないようです。

データの取り方やどこで誰を相手にデータ取ったのかなどの違いがあるから、仕方ないのだろうけど、2017年のデータとして、総務省では9,814,000人、レジャー白書では6,400,000人ということです。

レジャー白書から釣具市場の推移を見てみる

2018用釣具市場棒グラフ

釣り人口は減っているけど、2011年の1,500億円を底に、少しつづだけど上がっています。但し書きとして「市場規模の推計値であり、各種資料や独自調査に基づいて推計している。とあります。

まぁでも大雑把といえばそうで、どの分野の釣具が伸びているのかなどは、釣具業界に関わっておられる方々には知りたいところだと思いますが、レジャー白書ではそこまではない。

釣具メーカー唯一の上場企業ティムコさんの決算説明補足資料からまた拝借いたします。
ティムコアウトドア関連市場の同行

続いて『魚種別国内出荷市場の推移』も。
ティムコ魚種別国内出荷市場の推移
https://www.tiemco.co.jp/ir/pdf/irh20180711.pdfより

釣りに限らずアウトドア全般で参加人口は減っているようです。それはなぜ? に関しては原因を探っているブログ等が他にあるので、そちらにお任せしますが、出版業界が本、雑誌が売れなくなって来ているのと似たような原因があるような気がします。

可処分所得を回すところが他に出来てしまったなど、よく言われるところですが、やはりこれまで10年20年と釣りをやって来た人が今、どうなっているのか、新製品も毎年把握しきれないほど出て来ています。

それでも欲しいと思うものがどれだけあるのかですが、まずは釣りに行く、行きたいと思える環境や機会の問題から考えてみる必要があるのかなぁと思います。

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