シーバス釣りが好きな人なら、年中無休で釣り続けたいものだと思いますが、東京湾奥で寒い時期、12月、1月、2月にオカッパリからシーバスを狙うのはかなり厳しいものがあります。
そもそもシーバスは12月に入ると徐々に産卵のために深場へと落ちていくこともあり、運河であれ河川であれ、オカッパリから狙えるシーバスの絶対数は減って行きます。
釣りに出るたび、シーバスが釣れないで終わる回が増えていくので、今年もそろそろ終了かなぁとやる気もだんだん削がれて、また産卵が終わって戻って来るのを待とうと、寒さも手伝って1月はOFFと決めてかかりサボりがちです(≧∀≦)
しかし、セイゴ級もシーバスとして狙うとすれば全く居ないわけでもないし、比較的水温の高いポイントで狙ってみれば、居着きのフッコ級の釣果も望めないわけではないです。
秋のイメージを引きずったままで1月を迎えてやるとやはり外すことになりますので、まずは意識を変えることから始めたいところです。
あえて厳冬期にシーバスを狙うとすれば…
バチの抜ける河川狙い
繰り返しになりますが、基本的に12月、1月にオカッパリから狙えるシーバスの数はかなり少ないです。釣れる可能性がある限り、シーバス釣りを続けたいということなら、バチが発生する河川に出向いてみるという手はあります。
居着きのシーバスや産卵を終えて早々と戻ってきた個体がバチを食うタイミングを狙ってみるです。東京湾奥だと荒川や中川などが1月からのバチ抜けの釣りで知られてますが、バチがたくさん流しそうめんのように抜けて流れて来る状況にも関わらず、シーバス自体がほとんど居ない、居てもバチを貪り食わないということはよくあります。
また水面までバチが浮いて来ず、目には見えないけど『底バチ』と言われる抜けて底を這っているバチを捕食しようとするシーバスを狙うというのもあります。
干潟のウェーディングで狙ってみる
東京湾なら三番瀬や盤洲干潟がありますが、1月からバチ抜けが始まり、さらに川からワレカラ(間違い!ワレカラは海側の藻などにへばりついてるので川からは流れない(≧∀≦))、小型甲殻類が流下して来るタイミングに合わせて出撃します。
事前にあまり水分を取りすぎないようにして、要は済ませて寒さ対策は万全に『東京湾奥運河筋シーバス1月2月の防寒対策』
ルアーではなく、フライで狙う貴兄もおられるのですが、流下してくる甲殻類を捕食しに来るシーバスを狙うわけです。ポイントとしてはいわゆるまったりしたオープンウォーターの牡蠣瀬周りやカケアガリで回遊待ちというより、流れのあるところ、むしろ川の流れの中で釣るようなところになります。
自分はかつてバラしてばかりでしたが、フローティングのリップレスミノーをドリフト、というか、アップに投げてただ漂わせておくと「ボシュ」っとシーバスが吸い込みます。
干潟の釣りはなかなかチャンスもなくて、経験浅いのですが、暗い中ジャブジャブと海の中へ入っていくのは爽快で、やがてぐるっと360°海に囲まれその中でキャストするのは非日常的で気持ちのいいものです。最もそんな環境での釣りなので余程地形や潮汐を熟知したベテランでもなければ、単独釣行は避けて行っていただければと。
運河筋でストラクチャーに着いてる個体を探す
港湾部の入り組んだ運河筋でなら、しらみ潰しにストラクチャーに着いてるシーバスを狙い打ちます。春や秋の最盛期なら確実に着いてるはずのシーバスも、厳冬期だと着いてないことが多くなります。
壁際の凹んだところにいつも1匹はいるというポイントでも、居ないなど、これはもうそれなりの蓄積と経験からの判断となります。意外なところで、より内陸の細い運河にまとまっていることがあるので、小型のミノーやワームでゲット出来たということもありました。
というようなことで、自分の小さな経験に基づくもので、秘策というにはほど遠いものですが、上記のような攻め方で釣れることもあったということでした。
sns見てると厳冬期でもシーバスをバシバシ釣ってアップされている方々もいて、どこでどうやって釣ってるのだろうと、上には上がいるもんだなぁと感心しきりです。
自分は気になったら出撃して、自分の行動範囲の中で釣れ始めるのを待つことにしたいと思います(≧∀≦)