20年ほど前から東京湾奥でシーバス釣りして来てますが(途中数年ブランクあり)、その当時から今日まで、垂直護岸の多い江東区や港区、中央区といった臨海部での釣りに欠かせないルアーのひとつに、『メガバス マーゲイ』があります。

メガバス マーゲイ

メガバスのルアーなので、元々バス用のルアーなのですが、これを村岡昌憲氏が95年ごろだったか、東京湾奥シーバス情報というサイトで紹介されていて、その爆釣力に驚いたものでした。

硬めのバスロッドにPEラインでストラクチャーに着いているシーバスをテンポよくランガンして行く…ってスタイルで、自宅や仕事場からさほど遠くない港湾部で、割と軽装備でシーバス釣りが楽しめる! ってところに自分はハマったわけです。

この釣り方をマネしているうちに、シーバスって足下の垂直護岸にピタリとくっ付いてるモンであること、残された桟橋や貯木場跡の杭まわりに、運河に架かる橋脚まわりにブラックバスのように着いていることなど、自分でそうしたポイントで掛けていく内に覚えていったという感じです。

港湾部でシーバス釣りをしていて困ったら場所、水深に関わらずマーゲイを試してみたくなるほどなのですが(笑)、残念ながらここ数年、店頭ではあまり見かけなくなりました。

メガバスサイト マーゲイ
まぁ、こうして自社サイトに掲載されているので、製造中止になってるわけではないと思います。(2016年6月現在)
自社サイトにネットショップもあるようです。

だけど、2018年10月現在ではカタログ落ちしたみたいですね......

当時はバス用のサスペンドタイプだけでしたが、今や村岡さんによってシーバス用のものがあるし、リップ短くしたタイプのものなど出ています。

個人的には主にバス用のもので、スプリットリングとフックを換えて使ってます。トレブルフックは前後とも#8にしたもの、前#6で後ろは#8にしたものなど、ヴァリエーション用意してやってます。こうすることでサスペンドではなくスローシンキングタイプになってしまってますが、際をゆーっくり落としている間に喰ってたりしますんで、その方が攻め方に幅が出て良いです。(だったらSWタイプ使えばいいんだが)

使い方は港湾部垂直護岸での使用だと、岸と平行に投げて際をなぞるように狙います。一旦潜らせてから上に跳ね上げるようにシャクってしばらく間を置きます。ここで喰ってることもあります。次にラインスラッグ取って軽くトゥイッチ入れてゆっくり巻く。また軽くトゥイッチ入れて巻いて来るを基本にしています。結構ピックアップ寸前で水面割って出てくることあるので、そこまで気は抜けません。



垂直護岸際

こういうところならテクトロでもいいんだと思います。丸い赤部分に投げて手前に護岸と平行に上記アクション入れながらですね。

橋脚際狙い

よくあるポイントですが、後方人が通ってないか気をつけて、ポイントとなる橋脚際よりちょっと遠目に投げて、キッチリ橋脚際で誘うようにします。

アクションの仕方はいろいろあるかと思います。場合によってはあまりマーゲイを暴れさせない方がいい、タダ巻きの方がすんなりフッキングすることも多々あるので、その日により効果的な誘い方見つけるのも楽しいもんです。

アクション入れた後、間を置いてその間に喰わせるというのが、もしかしたらマーゲイのメインの使い方になるのかもしれませんが、これはちょっとデカめのシーバスの場合、ガッツリ飲み込まれてしまって、エラを引っ掻いてしまうことがあります。僕は何度かやってしまってます…。元々68mmのボディなのでその可能性は大きいので、秋シーズンなどで喰いがたっているときは注意したいと思います。

シーバス&マーゲイ01

このデカいディープダイバーとしてのリップですが、もちろんその役目の他に、ルアーに予測出来ない動きを与えるためのものとしてとらえ、トゥイッチやジャークして動かすのも楽しいです。ロッド立ててトゥイッチして水面付近でおかしな動き!? させて釣れるとそれなりの達成感も味わえます(笑)

以前、バチ抜けパターンの時、ゆっくり引こうが放っておこうが何しても喰わないときに、それやったらあっさり釣れたということもありました。

あと、狭い運河の低い橋の下といったところに投げて巻いて来ると分かりますが、鈴が鳴っているいるようなラトル音が、水の中だからか、かなり激しくします。シーバスにとってラトル音は効果的なのかそうでないのかと言えば、僕は効果あると思います。このルアーでたくさん釣って来た経験から、そう思わざるを得ません。

シーバス&マーゲイ02

カラーはシルバーベースの光が当たるとギラつく系と、ホワイトベースのものを基本に使い分けています。豊洲界隈のようなマンションからの光が多いところではシルバー系から始めて、水中ギラつかせるようなアクションさせます。ま、でもそれが絶対でもなく、ホワイトベースのもので問題なかったり、ホトンド真っ黒なものでも釣れるし、カラーによるヒット率の差はそのときに依る! と思ってルアーローテションして楽しんでます。

シーバス&マーゲイ03

そんなわけで、メガバス マーゲイを使った港湾部でのシーバス狙いはこんなところかと思います。なんでもない護岸際とか、何らかのストラクチャー付近に思いもかけずシーバスが着いてたりしますので、そういうところ狙って自分なりの釣り方とポイント開拓が出来て行くのが楽しいです。

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