秋のシーバスシーズン。ベイトの種類も豊富でそれらが小規模運河にも入って来るし、河川にも入って来るので、ルアーで釣果の上がりやすい時期として、昼夜ともずらっとアングラーが立ち並ぶ時期です。
イナっ子、イワシ、サッパ、サヨリ、コノシロ…
これらのベイトを追って入ってくるシーバスを狙うわけですが、秋の荒喰いシーズンは大型のトップウォータープラグで、ドカンと水面が爆発する瞬間を見たい! という想いが一気に高まる時期です(個人的に…)。
江東区のとある割と幅広い運河で早朝、トップウォータープラグを投げていたら、初めて20cmほどのサバが釣れて、これはその場所では珍しいことだったと思います。南側へ行けばやはり夜間、トッププラグにサバは釣れたし、サヨリも釣れた。コノシロメインになる前にこのサバを追うシーバスが現れるとさらにトップにくる確率が高まるのではと、勝手に期待を抱いてたりします。
トップウォータープラグで楽しめるのはいつ?
いわゆるバチ抜けの時期は除いて、その時期が終わってちょっと落ち着いて6月くらいから、主に河川で、早朝メインに狙っています。早朝だけでなく、夜間も主に下げの潮メインに12月上旬ごろまでとなります。(主に東京湾奥1級河川の場合)
河川に出向くのは、せっかくの秋シーズンなので普段より大型を狙いたいというのと、ベイトの種類も運河筋より多い場合があるということです。もちろん運河筋でもイナっ子絨毯のような現象が起こって、その下をシーバスが回遊しているという場面もあり、それはそれで狙い目です。
とは言え、正直朝早く起きるのは、釣りといえども難しいことで、目覚ましかけても二度寝してしまうことはよくあります…
それをなんとかかわして出撃できた7月8日早朝、でもすでに夜は空けていて入りたい立ち位置に入れないくらい既にアングラーでいっぱい(≧∀≦)
周りの人のほとんどがバイブレーションでやっている中、ひとり黙々とトップウォータープラグを投げるのですが、持参したボックスにはトップしか入っていないという不退転の決意もあるわけですw
スプラッシャー140 クリアボディのものを投げ込んでいる時に、いい感じの潮目が近寄って来て、突然水面にシーバスが躍り出てヒット。ちょうど80cmのシーバスでした。
#東京湾奥シーバス
#シーバス豊洲
#ツレダス
#リアルフィッシングカウンシル
#シーバスオカッパリガイドサービス
●ロッド:ヤマガブランクス EARY-88MLRF
●リール:SHIMANO TP 4000SW
●ライン:SHIMANO PIT BULL4X 1.5号
●リーダー:銀鱗7号 70cm
この時期早朝ならシーバスも上を意識してベイトを漁ってるのではと、勝手な推測でスプラッシャーで水面騒がせていたら、それに気がついて喰ってくれた感じでした。こういう勝手なシナリオ通りに釣れたという勝手な満足感♪( ´θ`)
使用するトップウォータープラグやその他のタックルについて
これは近年のビッグベイトというカテゴリーもあって、オカッパリでもベイトタックルでメガドッグなどを投げているアングラーを見かけることも多くなりました。なので、使用するトップウォータープラグについては、各人が使うロッドのルアーウエイトMax相応までのもので、ペンシル、ポッパー、スプラッシャーなどのタイプを色々試してみるというスタンスでいいのではないでしょうか。
ちなみに自分のトップウォータープラグのボックス2つですが、左が河川で使用する12cm以上で重さも最大40gまでのものをまとめていて、右が主に運河筋で使用する9cmから12cmくらいのものです。
上記の『当日のタックル』にもある通り、河川でのトップゲームで使うのは強めです。ロッドはMでルアーマックス40g、メインPEも1.5号でリーダーは35lb以上にしています。港湾部でやる場合は、通常のもの流用でやっています。
最近ハマっているダイビングペンシルの『誘い出し』
いわゆるペンシルベイトのドッグウォークの釣りがメインなのですが、最近気になっているのがダイビングペンシルによる『誘い出し』です。オフショアのヒラマサの釣りでトップウォータープラグによる誘い出しの釣りがありますが、その釣り方で大型のシーバスを誘い出せないか…というやり方です。
簡単に言うと、出来るだけアップに遠くへ投げて、ラインスラッグを取って強めのジャークを入れてペンシルを水面直下に潜らせてポコンと水面にペンシルの頭が出たらまたジャークして潜らせて…を繰り返します。
そればっかりではなく、時々タダ巻きしてみたり、ドッグウォークさせてみたりを混ぜてやってます。腕が疲れたらタダ巻きでいいスプラッシャーに変えてしばらくそれでやってみたりとある意味、いいローテーションになります。
そんな感じで、東京湾奥大型河川河口で、かつてシイラの釣りで使っていたトビペン14Fというのがあったので、これは打ってつけとばかりに投げ込んでやってると、ダイブさせた直後にドスンと重くて強い手応え。
若潮というあまり潮の動かない時だったけど、下げの流れにランディングネットの抵抗も大きく狙いを定めるのに苦労しながらなんとかネットイン。78cmのシーバスでした。
ダイビングペンシルは他に、ラピードやローデッドなど、オフショアのものになりますが、これらを利用して水面爆発を楽しめます。またサイズ長めのポッパーも動かし方を工夫することで、下からシーバスが突き上げてくるようなバイトを得ることができます。
港湾部運河筋でのトップの釣り
自分の普段のメインフィールドは運河筋なのですが、秋になるとトップウォータープラグの使用率が高まります。まぁそのせいで釣果は落ちますけど(≧∀≦)
河川で使うものより少し小さめの10cm前後のペンシルが中心になります。自分の都合で夜が多くなりますが、秋の時期、ベイトが豊富でシャローが絡む地形を中心に狙っています。
夜はなかなか明確に水面爆発のシーンが見えないですが、暗い中、突然白い水柱が大きな音とともに出てシーバスの重みと引きが手元に伝わるのは楽しいです。
で、たまには早起きしてみると良いこともあります。ずっと南側の場所でやるつもりである運河の橋を渡っている途中、水面を見てみたらシーバスがライズしている! 予定変更でそのまま橋下へ移動し、トップウォータープラグを投げてドッグウォークさせてみるとドカンと水面爆発丸見え。サミー100で60オーバーシーバスゲット。
何がベイトか見えないのだけど、写真撮ったりリリースしてる間にも沖の方でシーバスがライズしていて、慌ててルアーチェンジして投げるとヒット。
と、滅多にないチャンスに遭遇し、30分ほどの間に6ヒット4ゲット。サービスタイムは短く、その後粘るも虚しい全く気配がない状態になってしまいました。しかし毎朝こんなことになっているのかと気になって翌朝出向いてみたら何も起こらなかったということはよくありますw
ボードからビッグベイトを中心に
ボートで出るならビッグベイト中心でということで、手持ちで大きいルアーを選んで乗せてもらってます。昼間の鳥山を追うスタイルは、時期によっては東京湾奥でもワラサも食ってくるので、タックルは強めになって来ます。
鳥山を追ってペンシルで今一つ誘い出せないときに、ポッパーで水面泡立てながらやってみたら、この方が反応がいいという時があって、出るけどなかなか乗らない中、なんとかフッキング出来たシーバス。
この時はポップクイーン130Fで、これもかつてシイラの釣りで使っていたもの。タックルは6ftのスピニングシイラタックルの流用w
でもルアーがこれ以上のデカいものとなると、それ用のベイトタックルがやっぱり扱いやすいです。
と、こんな感じであらゆるシーンでトップウォータープラグの釣りをご紹介しましたが、これは個人的な一例に過ぎず、この釣りは工夫次第だと思っています。
つい数年前まで、20cm以上のルアーをシーバス釣りに投入するとは思いもしなかったし、オフショアのシイラや青物を釣る時のデカイルアーも使ってみれば釣れるという経験をしました。
これからまたどんな釣法が出てくるのか、わかりませんが、トップの釣りはまだ工夫次第で時と場合によっては一番効果のある釣り方にもなり得そうです。