2020年6月26日(金)。満潮7:30、干潮14:39(晴海基準)場所:旧江戸河口

ようやく念願叶って前田泰久(シーバスプロアングラー)さんとご一緒させていただきました。この時期、旧江戸あたりがいいのではということと、実はクロダイを釣ったことがないので、狙ってやってみたい! とオネダリしたタイミングも合致して、めでたく午前9:50にポイントイン。

旧江戸河口

土手上から眺めると、前日の雨で水色も白濁り。空はこの時期らしくどんより曇りで蒸し暑い。アングラーもずらっと並んでキャストしている。

「結構人いますねぇ」
「いや、混んでる時はもっとだよ」

実は旧江戸での釣りはかなり久しぶりで、デイゲームは初めてのこと。今回前田さんの「釣らせてあげよう!」というお気持ちも賜りつつ、立ち位置も空いてる中で良さげな方を譲っていただいた。

両隣の人に声かけて入れさせてもらって、しばらくあちこち眺めてみる。どんよりした曇り空で下げの流れが効いてて潮目も遠くにある。まだ釣れてる様子は無いなか、今日はクロダイ狙いということで、それ用のルアーを揃えてきた。

クロダイ狙いで揃えたルアー

揃えたと言っても、バイブは手持ちのものをかき集めただけで、普段ほとんどバイブは使わないからいつの時代のだ!? ってヤツが多いかも(≧∀≦)

クロダイ狙いは底を中心にと、なんかに書いてあったけどw

まずは小型の14gほどのテッパンバイブを装着して第1投。恐る恐るライン張って底まで落として着底感じてからすぐに巻き始める。途中、盛り上がった箇所があるようでゴゴッと底を擦るのでロッド高くして回避。巻いてくるとまた手前で小高くなってるところがあるようで、ここでもゴゴッと感じたところでしっかり根がかる(≧∀≦)

1投目からロストで、今度は樹脂系バイブでキャスト。しばらく底の状態を確認しながらのキャスト&リトリーブの繰り返しで、少しは立ち位置前の川底の状態が掴めた感じ。

自分はしばらく根かがりも無いけどアタリもなく、程なくして間にひとり挟んで下流側でやっている前田さんのロッドが曲がっている。誰も釣れていない中、さすがです。

前田さんクロダイ01

ヒットルアーは前田さんがテスターを務めるブランド『エクリプス』の『ラウ60』。写真撮り終えてから聞いてみた。

「底這わせるようにルアー巻いてましたか?」

「いや、着水して普通に巻いてたら食って来たよ!」

あれ!? 底意識してルアー引いてきた方がいいんぢゃないの!?

ここから前田さんの釣りを盗み見してみる

いやもう、底スレスレ意識してバイブこのまま投げ続けたら、いくつロストするかわからないと思っていたので、意外にも思えた答えでした。

そこでしばらく前田さんの釣りを眺めてみることに。ルアーは鉄板で無くても樹脂系のバイブなのだけど、キャストしてもうすぐに巻き始めている! しかもリトリーブスピードは結構速い。

たまたまその時そうしたのかというとそうでも無く、その後もだいたい同じような動作で、ライン張ってカーブフォールで一旦底取ってということはないようでした。またある程度沈めたところでリフト&フォールの動作なども試してやってみてる感じでした。

なるほど。

前田さんはこれまでに10年以上通い続けて川底の地形を把握して、自分なりの釣れる狙い方を築き上げているわけで、初めてこの場に立ってやってる「初心者」の自分としては、まずは真似てみるしかないw

クロダイ狙うなら底を意識するに越したことはないだろうけど、ずっとそのつもりでやってたらバイブいくつあっても足りません。無駄な不法投棄が増えるだけ(≧∀≦)

潮位もどんどん下がってきている中、正面の底は沖に向かってなだらかに深くなっていて、途中牡蠣瀬もあったりで盛り上がっている状態。どうもその牡蠣瀬の先あたりがポイントではないか。下げているのでトータルで見ても水深はそれほどないので、バイブも底取らなくても普通にリトリーブするときに泳ぐ層で十分下層を泳がせられている感じ。

そんな感じでやっていたら、そろそろルアーピックアップというところで、クロダイが追ってくるのが見える! なんだけどもう巻く距離もなくピックアップなので横にルアー泳がす動作にしてみたけど、水面でバシャっと反転して行った。なんか「バーカ!」ってからかわれたような反転だったな…(≧∀≦)

そんなことやらあんなことやらを試している間に、前田さんのロッドは曲がる。

前田さんシーバス01

今度はシーバス。時刻はお昼を過ぎて自分の周りでもパタパタとシーバスが上がりだす。まぁでも今回はクロダイ狙いなので、シーバス狙い用のルアーは持って来ていない。手持ちのバイブでキャスト続けていると、お隣さんがお帰りになったのでその場に移動。前田さんもすぐ隣に来て並んでやることに。やっぱり前田さんの釣り方はバイブ中心にルアーローテーションをしてさっきと同じような動作でやっている。

ジアイが来たのか、前田さんスレ掛りも含めると4,5匹は釣ったか!? その間、結構デカイシーバスとのやりとりがあったけど、手前まで寄せて来たところで残念ながらフックアウトっていう場面もありました。

で、自分もジアイのおかげで、ゴンと重いヒットで一瞬根がかりのような感じがしたけど、やりとり開始。流れのある中でこれはキツイ。本流用のシーバスタックルぢゃないしw なんとか寄せて来て足元に横たえたのは75cmのシーバスでした。ルアーはショアーズスピノバイブ70。

アミノシーバス

ヒットポイントはやはり牡蠣瀬の向こう側、ある程度沈めて巻き始めてすぐくらい。しかしデイゲームでこれは立派な「外道」(≧∀≦)

その後、ココンといわゆる金属的なアタリでその後走り出したので、やっとクロダイ来たか! と思ったけど、寄せて来たらシーバスの尻尾に掛かってました(≧∀≦)

アミノシーバス02

う〜ん。なかなかクロダイとはご対面ならず。

その後、やりとり途中で外れるなどしている間、前田さんはシーバス、クロダイと上げていきます。

前田さんクロダイ02

もしかして釣り分てる!? ってくらいの釣り方www

干潮の時間になって、ドピーカンの夏空になって、お互いの顔も日焼けして真っ赤になって、もうちょっとやって終わりにしましょうかね…と話して別れてしばらくして前田さんこれだよw

前田さんキビレ

キビレのボディ、シルバーでキレイでした。カッコイイ。

これで区切りもよく、気持ちよく終了。

残念ながらクロダイを釣ることは出来なかったけど、クロダイ狙いはバイブを底スレスレにって思い込んでいた既成概念を改めることが出来たのは大収穫!

それなりに人の多い中で、有利な立ち位置を譲ってもらって、都度アドバイスしていただきながらの釣りは、収穫が多かったです。

今年の春はコロナ禍でガイドもままならなかったけど、デイゲームで見えやすい中で実際ガイドしてもらったわけですが、ほんとにわかりやすい前田さんのアドバイスでした。いい頃合いで前田さんにもまたシーバスなりクロダイなりのガイド、再開して欲しいと思ってます。

今回はホントに勉強になりました!

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