2017年5月某日、『シェアサイクルで巡る海上公園見学ツアー』に参加させていただきました。りんかい線、国際展示場前駅14:00集合で、そこでレンタル自転車借りて海上公園を見て回るツアーです。自分はマイチャリで直接集合。
今回『有明親水海浜公園』予定地に特別に入れるということでお誘いいただき、よろこんで参加。まずは夢の大橋から水の科学館を眺めながら、手前の使われなくなった橋について海上公園としての再利用についての解説などあり。
その後、直接海に面していない公園やモニュメント的な施設見ながら、青海埠頭へ。
ここはなんで工事しているのかというと、新たに客船用の埠頭を作るためです。近年豪華客船と言われる客船は大型化して来ており、レインボーブリッジの下を通れなくなってしまい、そのための専用桟橋を作ることになって工事が進められています。時代の変化とはすごいもんですね。当時、まさかレインボーブリッジに引っかかるほどの大きな船が出来てくるとは想定してなかったんだろうなぁw
ということで、以下のような計画が。
それに伴って、その新客船埠頭に接岸してから上陸するための道が必要になります。下の画像、船の科学館の前、海中に杭が刺さっていますが、これがその土台となる支柱のようです。
で、この画像に違和感が…。浮いてた船はどこ行った!?
宗谷はこっち側に移動してましたw
周辺はこんな感じでオリンピックに間に合わせるべく作業が進んでます。この見えてる湾自体を埋め立ててしまってはどうかという話も出ていたようですが、やはり費用と時間のことから埋立ては無しにして、埠頭から続く道を作ることになったそうな。
さて、お台場方面へ移動して来ましたが、ここ新しく出来ておりました。何に続くスペースでしょうか…
江東区でもうすでに走り回っている水陸両用のバス『Sky Duck』のためのスロープのようです。
このスロープのことで言えば、すでに東電堀に立派なのが出来ていて、その横にもいい感じの浮き桟橋が出来ているんだけど、豊洲市場問題に絡んで扱いがペンディングになっている感じ(2017年5月現在)。これせっかく出来ているんだから、SUP浮かべるのに利用させてもらえないかなぁ。
ま、チト余談でしたが、その後有明西運河を渡ると護岸整備されてました。
東雲運河側まで整備が完了されていました。まぁなかなかホントに水際まで降りられるように作られていないわけですが…。
こんなデッキも出来ていたり…
そして『有明親水海浜公園』予定地へ。
こんな感じでゴロタ入れて『カニ護岸』ということです。
そしてこうしたワンド状にしたところもあって、少しでも埋立てによって失われた生物の呼び戻しの願いも込められている!?
ずーっと歩いて一番東側まで来ました。画像向こう側が砂浜が出来る予定地です。
ずっと埋立てて来たのに、どうしてこの入り江状のところは埋め立てられなかったのかというと、底の状態が柔らか過ぎて安定させるために完全な工事をするとなると、莫大な費用が掛るため断念されたということです。運河の意地!? ただ、ぐるっと囲まれた状態なので、潮の循環が鈍い感じはします。やはり水質的にどうなのかといったことも気になります。
『有明親水海浜公園』としての完成はまだまだ先になりますが、豊洲市場みたいに完成間際になっていろんな計画が棚上げされることのないよう、みんなで見守っていければと思った次第…。